
仕事と子育ての両立、もう限界。辞めたい



無職になったら、保育園って辞めなきゃいけないのかな?



仕事と育児の両立、本当に大変ですよね。
私も育休明け、フルタイムで復帰しましたが、様々な事情が重なり、転職先を決めずに退職し「無職」になりました。
こんにちは、miiです。
私は年収700万円のフルタイム勤務を2025年4月に辞め、3か月の無職期間を経て、現在はフリーランスとして在宅で働いています。
会社を辞めるときに一番悩んだのが 「子どもの保育園をどうするか」 でした。
「退職したら無職になる。保育園っていつまで続けられるの?」
「役所に何を伝えればいいの?」
「退園になったらどうしよう…」
同じように不安を抱えているママやパパに向けて、今回は私の実体験を交えながら、退職後に保育園を継続する方法や注意点をまとめました。
どなたかの参考になれれば、嬉しく思います。
退職したら保育園はどうなる?
まず大前提として、保育園は「就労」「就学」「介護」など、保育の必要性がある家庭の子どもが利用できます。
会社を辞めると 「就労」の理由が一時的に消える ため、役所には状況を報告しなければなりません。
ただし、辞めた瞬間に退園になるわけではありません。多くの自治体では、
- 再就職活動のための「求職中」扱い
- 就労証明書の再提出までの猶予期間(通常は3か月程度)
を設けています。
「無職=即退園」ではなく、一定期間は継続できる仕組みがあります
私の場合:退職から保育園継続までの流れ
実際に私が会社を辞めたときの流れを簡単に書いてみます。
「退職予定なのですが、次の職場が決まっていません。保育園はどうなりますか?」と相談しました。
そこでわかったことは以下の通り。
・猶予期間は3ヶ月(3ヶ月以内に次の就職先が決まらないと退園となる)
・退職後「誓約書 兼 就職活動報告書」の提出が必要
・退職後は短時間保育に変更となる
保育園へも直接、会社を退職予定であることを伝えました。
「緊急連絡先を書く用紙」と、市役所に提出する「誓約書 兼 就職活動報告書」を受け取りました。
保育園でもらった「誓約書 兼 就職活動報告書」を記載の上、市役所に直接持参しました。
その際、求職活動が難航中であることを相談すると、最大1ヶ月延長できる、と教えてもらいました。
延長する際は、当初の猶予期間の1ヶ月ほど前に連絡くださいとのことでした。
※猶予期間と、延長の可否は、自治体によって異なると思うので、直接確認されることをおすすめします。
開業届は、マネーフォワード クラウド開業届
無料で使えて、簡単な質問に回答する形で入力をしていくと、5分ほどで開業届が完成しました。
\ 開業届の作成・提出方法はこちらの記事にまとめています /


市役所に持参した書類は以下の通りです。
・開業届の控え
・開業届を提出した際にメールで受信した「電子申請等証明書」(PDF)
・創業計画書
創業計画書は、必要書類ではありませんでしたが、現時点で収入がないこと、事業の説明をするためにも持参しました。
特に窓口での説明は不要で、「念の為頂戴しますね」と提出して終わりでした。
その場で確認が完了し、提出の翌日から、保育標準認定と言われました。
保育園の「緊急連絡先を書く用紙」に、就労先の記載が必要だったので追記しました。
屋号と住所、電話番号を記載しました。
電話は事業用に持っていないので、個人の携帯電話番号を記載しました。
私は開業届を出し、「就労中」という形に切り替えることで、保育園を継続できました。
退職後に保育園を続けるための選択肢
保育園を継続するためには、主に次のような方法があります。
①「求職中」として在園する
自治体が定める猶予期間(2〜3か月)を利用し、その間に次の仕事を探す方法です。
- ハローワークでの求職登録をする
- 面接実績を残す
などを求められることもあります。
②フリーランス・自営業として働く
私のように開業届を出してフリーランスになる方法もあります。
- 開業届の控えを提出
- 仕事内容や収入予定を簡単に説明
これで「就労中」と認めてもらえるケースがあります。
③短時間・パート勤務を始める
月に一定時間以上就労している場合は、保育が認められます。
勤務先から「勤務証明書」を取得し、提出することで継続可能になります。
④就学・資格取得を理由にする
月に一定の時間以上、学校や職業訓練に通う場合も「保育の必要性」として認められることがあります。
※教育訓練は保育の利用条件に当てはまらない場合もある。
職業訓練・・・失業中の人が、再就職のためにスキルを身につけるための制度。ハローワーク経由で申し込みをし、原則無料で受けられるスクールのようなもの。基礎的なパソコンスキルやプログラミング、介護実務、医療事務などが多い印象。
教育訓練・・・働く人や離職者が、資格取得などでスキルアップするのを国がサポートする制度。対象者は働いている人or離職後1年以内の人。



教育訓練には興味がありましたが、私の住む自治体では保育の利用要件に当てはまるか微妙だったので断念しました。
保育の利用要件は、お住まいの市区町村によって異なるため、各自治体のホームページや窓口で確認されることをおすすめします。
保育園を継続したいときに大事なこと
今振り返ってみると、次の3つがとても大事だと感じます。
早めに役所や保育園に相談すること
市区町村によってルールは違います。退職前に確認。相談しておくと安心です。
「次の一歩」を明確に伝えること
ただ「辞めます」「辞めました」ではなく、「求職中」「開業準備中」など、今後の見通しを伝えると、次に必要な書類や手続きが明確になり、スムーズです。
証明書類を揃えておくこと
退職証明書、離職票、開業届、就労証明書など、必要書類をきちんと準備することが重要です。
特に開業届は、控えの用意がマストです。
2025年1月から開業届の控えは、税務署からもらえなくなりました。
私は、e-Taxで申請した際に、受信通知内に記載されていた「電子申請等証明書」をPDF形式でダウンロードして、PCのフォルダとGoogleドライブ内に保存しています。
※メッセージボックス内のメッセージは保存期間があるので、ダウンロードして保存しておくことを強くおすすめします。
無職になっても保育園を続けるメリット
正直、会社を辞める前は「いっそ退園して子どもと過ごそうか」とも考えました。
でも実際は、保育園を継続してよかったと感じています。
- 子どもが生活リズムを崩さずに済む
- 親が再就職や仕事準備の時間を確保できる
- 友達関係や先生との関わりを続けられる
特に、在宅で開業準備をしていた私にとって、子どもが保育園に通えるのは本当に助かりました。
子どもを自宅で面倒見ながらだと、創業計画書を作成したり、事業の準備をするのは困難だっと思います。
退園になるケースもある?
もちろん注意点もあります。
- 猶予期間を過ぎても就労や就学の証明ができない
- フルタイム基準で利用していたのに、実態が変わり大幅に時間が減った
- 虚偽申告をしている
こういった場合は退園対象になることもあります。
まとめ
会社を辞めて「無職」になると、保育園のことは大きな心配ごとですよね。
でも実際には、
- 求職中として数か月は在園できる
- フリーランスやパートでも就労証明を出せば継続できる
という道があります。
私自身、退職後すぐに開業届を出し、無事に保育園を続けることができました。
「仕事を辞めたいけど、保育園どうしよう?」と悩んでいる方は、まずは自治体に確認してみてください。必ず何かしらの選択肢があります。
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本記事は、私の体験談に基づき記載をしています。
最終判断はお住まいの市区町村の担当窓口・所轄の税務署・通園されている保育園などでご確認ください。
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